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君の知らない玉手箱

溶けそうで溶けない、アイスクリイムのようなブログ。

死神の彼女に祝福を  プロローグ

不文律

其の一 彼女は死神だが、死神も生きている限り、その時が来れば必ず死ぬ

其の二 彼女は、彼女の意思に関わらず人間の命で生きながらえる。
      無作為に選ばれた者は必ず死に、それが彼女の血となり肉となる

其の三 彼女は神である故、自殺はできない。
      しかし、人間から殺されることは有りうる

其の四 彼女が死ねば、人間は死から解放される

其の五 彼女は、人間を、愛している


―――――――――――――――

その世界は、島が一つしかなかった。

広大な海は汚染され、人々は島で取れる作物や湧き水を頼りに
日々の生活を営んでいた。

その島の端の小さな小屋に、彼女は住んでいた。

彼女は、死を司る、神だった。

大人たちは彼女を恐れ、誰もその小屋には近づかなかった。

そんなある日、何も知らない少年が彼女と出逢ったことから、物語は始まる。


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  1. 2013/04/28(日) 17:58:31|
  2. 死神の彼女に祝福を
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