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君の知らない玉手箱

溶けそうで溶けない、アイスクリイムのようなブログ。

あたしの兄貴がこんなに格好いいわけがない  第1話

あたしの名前は、高坂桐乃。

あたしには、誰にも言ってない『秘密』があった。

後ろ指を差されることが怖くて、家族や親友にも隠していたもの。

好きなことを好きと憚ることなく言えない辛さは、
ずっとあたしの心に小さな痛みをもたらしていた。

馬鹿にされたくない。

そんな一心で誰ともこの趣味を分かち合うことができず、
一人孤独に隠れて楽しむ毎日。

そんな日が、ずっと続くと思っていた。

あの、人生最大の失敗をする日までは・・・

―――――――――――――――――――――

家族とは、最も身近な他人である。

そんな言葉を、何かの媒体で見るか聞くかしたのはいつのことだったか。

その時のあたしは、分かるかもしれないと漠然と納得したことを覚えている。

別に、家族の絆を真っ向から否定するつもりはない。

お父さんやお母さんが困ってたら、助けてあげたいって思うでしょ?

家族なんだからさ。

あたしが言いたいのは、そんな関係にも例外があるってこと。

例えばだけど、この世で一番軽蔑する人間が、
よりにもよって自分の兄だったらどう思う?

ちょ~キモいよね。

あたしは、あんなやつと同じ空間にいることすら苦痛だった。

だから、あいつのことなんて元々いないように扱っていた。

廊下ですれ違っても、挨拶どころか目を合わせもしない。

そりゃあ、まったくしないワケじゃないけど、
そんなのはしつけに厳しいお父さんの前でだけ。

要するに、嫌々やってる義務なのだ。

ふん、どうせあいつもあたしのことなんか嫌いだろうし?

嫌いなやつにこれ以上嫌われても、全然問題ないっつーの。

「死ねばいいのに・・・」

それがその頃のあたしの、偽りの無い本心だった。


―――あたし、高坂桐乃がどんなに高坂京介を嫌っていたか。

これだけで十分に分かってもらえると思う。

互いに無視し、嫌いなりに折り合いをつけていく。

あたしはそんな関係を、“冷戦”と呼んでいた。

仲を修復するつもりなんかこれっぽっちもないから、
あたしかあいつが自立して、家を出るまでこんな憂鬱な日々が
ずっと続くんだろうな、あーヤダヤダ。

事件が起こったのは、そんな風に思っていたある日のことだった。

これからその事件と、それにまつわる一連の騒動を語ろうと思う。

・・・思うんだけど。

どう言えばいいんだろう。

歯切れが悪いなって?

うーん、それがさ、自分でもよくわかんないんだよね。

その時のあたしは、パニクってて、冷静じゃなくて、どうかしていた。

心の中を覗けたなら、きっとぐちゃぐちゃだったはずだ。

あたしであって、あたしじゃなかった・・・

黒猫が好きそうな陳腐な台詞だけど、長い時間を経た
今のあたしにはそう例えることしかできない。

それを踏まえて、聞いてほしい。

これは、どこにでもいる兄妹の、ほんのちょっぴり特別な、物語だ。

―――――――――――――――――――――

街が眠りに包まれ、小鳥たちが朝を待ちわびる深夜。

あたしは足音を殺し、鍵の掛からない京介の部屋へ忍び込んだ。

中学生になってから、この部屋へ入るのは二度目だ。

一度目は、つい数時間前のことだけど。

六畳間で勉強机やクローゼット、本棚等、
最低限のものしか置かれていない無個性な部屋だ。

そんな部屋の主が、壁際に設置されたベッドで寝ている。

あたしはそっと近づき、京介の上に馬乗りになった。

すぐ傍に、京介の顔。

あたしはふと、懐かしい郷愁を抱く。

そういえば、昔はよく兄貴の寝ているベッドに潜り込んだっけ。

あの頃の兄貴はかっこよく、あたしにとってはスーパーヒーローだった。

お兄ちゃん子だったあたしは、いつも追いかけて―――


・・・いや、やめよう。


あたしの知ってる兄は、もうどこにもいないし・・・


そんな「兄が大好きだったあたし」も、もうどこにもいないのだから。


む~、こいつの寝顔を見てたら腹が立ってきた。

間抜けな寝顔しちゃってさ。

だれのせいで、あたしがこんなに悩んでると思ってるのか。

頭にきたので、京介の頬に平手打ちをお見舞いしてやった。

「っだ!?」

不意に襲ってきた痛みに目を覚ます京介。

あたしと超至近距離で目が合う。

「おっ、おまえ」

深夜に大きな声出さないでよ。バカじゃないの?

「・・・静かにして。今何時だと思ってんの?」

お父さんが起きてきたら、困るのはアンタでしょ。

そんな意味を込めた視線を送ると、京介は声のトーンを下げ、
「と、とりあえずベッドから下りろ」と言った。

言われなくてもそうしますケドぉ。

“とあるゲーム”にありがちなシーンを、
あんたと再現してもキモいだけだし。

身体を起こした京介を見下ろす。

「話があるから、ちょっと来て」

「・・・こんな時間にか?」

あからさまに嫌そうな顔をする京介。

「明日じゃダメか?」

「ダメ。今じゃないと」

どーせあんた明日もヒマでしょ?

家でゴロゴロするか勉強くらいしかすることないくせに。

「どこへ来いって?」

「・・・あたしの部屋」

時間の無駄なので問答を打ち切り、京介の服の袖を引っ張る。

「わーったよ。行けばいいんだろ」

最初からそう言えばいいの。



あたしの部屋は、薄い壁を挟んで京介の部屋のすぐ隣にある。

あたしが中学生になった時、お父さんが使ってなかった和室を
リフォームして、あたしにあてがってくれたものだ。

ベッドや本棚、クローゼットなど内装自体はあまり京介の部屋と
変わらないが、あたし好みに今ドキの女の子の部屋に模様替えしてある。

ちなみに、中学生になってから一度も友達を家にあげたことがない。

理由は・・・言うまでもなく、目の前のこいつのせい。

こんなやつと、会わせられるわけないじゃん。

「で?」 京介が用件を促す。

―――さて、ここからだ。

あたしは自分を落ち着かせるため深呼吸をする。

一応、切り出す台詞は考えてあったけど・・・

口に出すには勇気が要った。

「じ・・・人生相談があるの」

「・・・・・・」

面食らったように目を丸くする京介。

大嫌いなあたしから持ちかけられた行為に、耳を疑っているのかもしれない。

「人生相談・・・?おまえが、俺に!?」

案の定の反応だった。

「昨日・・・言ったじゃん?あたしが・・・その、“ああいうの”
 持っててもおかしくないって」

「言ったが・・・それが?」

「ほんとに・・・バカにしない・・・・?」

くどいと思われるかもしれないが、確かめずにはいられない。

何故か・・・こいつにだけは、絶対にバカにされたくなかった。

だって・・・見下してるやつにバカにされたら、むかつくじゃん?

理由なんて、きっとそれだけ。

「しつけーな。しないって」

「ぜ、ぜったい?ほんとにほんと?」

「絶対。本当に本当だ」


・・・信じるから。


嘘だったら、あんたに襲われたってお父さんに言ってやる。

あたしは覚悟を決め、本棚の一つを
(中身は既にベッドの上に取り出してある)手前に引っ張った。

さらにもう一つの本棚を動かし、さっき空いたスペースに
押し込むと・・・

洋室にそぐわない、襖が姿を現す。

「リフォームのなごりだと思う。去年の大掃除の時に気づいたの」

お父さんがお金をケチったのかもしれない。

でもお父さんってあたしには甘いし・・・
ん~、どうなんだろ、よくわかんない。

それに、今となってはこれがなかったらすごく困るしね。

あたしは襖に手をかける。

これを開けてしまったら、もう後戻りはできない。

―――本当に、大丈夫かな・・・

ここにきても不安に襲われる。

今日のあたしはひどく気弱だ。

すぐにでもロードして、昨日のDVDを落とす直前に戻りたい気分。

それでも、この状況は現実で。

ロードもリセットもできるわけがない。

今あるのは、見せるか、見せないかの選択肢。

そしてあたしは、連鎖する負の思考を振り払い、半ばヤケになって―――

見せるを、選んだ。

がら・・・ぽとっ。

「あっ」 中から転がり落ちたケースを京介が拾い上げる。

ケースに書かれたタイトル―――『妹と恋しよっ♪』―――を確認した京介は、

「げほっごほっげほっ!」

盛大にむせた。


「な、なんだコレは・・・」

何故か戦慄の表情で呟く京介に説明する。

「ああ、それPC版。最初はプレ〇テ2から出たんだけど、移植されてから
 別シリーズになったのね。名作だけど、ちょっとハードだから
 初心者にはおススメしない」

ヒロインの一人が超かわいいんだけどぉ、ルートに入ってからは
一度でも選択肢を間違えたら最後の最後で必ずバッドエンドになるんだよね。

エロゲーマスターのあたしでも苦労したけど、
ハッピーエンドはもうさぁ、涙なしには語れないって!

ふひひ、しおりちゃんマジ萌えす!

・・・こほん。

もうわかったと思うけど、これがあたしの秘密。

実は、あたしは美少女アニメや18禁の妹ゲーを愛する、
隠れオタクだったのだ!

「もっと色んなゲームもあるんだよ。『超義妹』・『妹たちと遊ぼ♪』
 『天元突破十二姉妹』・・・」

収納スペースから取り出したPCゲームの箱を
あたしの背よりも高く積み上げる。

「なんで・・・こんなに箱がデカイ・・?」

「小さいのもあるよ?」

続いてあたしはDVDボックスを取り出す。

「これはアニメのDVDボックスの特製仕様。TVバージョンに修正加えた
 完全版と、未放映エピソードのボーナスディスクとか。
 ブックレットやミニドラマに限定フィギュアも付いてるの。すごいっしょ?」

「その・・・星くずメルルとかの?」

「星くず☆うぃっちメルル!ちゃんと覚えないと失礼でしょ!?」

あたしはこの『星くず☆うぃっちメルル』の熱狂的なファンなのだ!
愛してると言ってもいい!

バラのやつや廉価版、北米版、北米廉価、ブルーレイなどは
当然押さえてある。

「何で同じの買ってんだよ?」

「お布施よ!」

そんなことも知らないわけ?

保存用、観賞用、お布施用に3つ買うのは常識でしょ。

「これって・・・結構高いんじゃねぇの?」

「まぁ、わりとね。これが41,790円でしょ。こっちが55,000円」

「たっけぇええええ!?中学生のくせにどっから金出てんのっ!?」

「そんなのギャラに決まってんじゃん」

「ぎゃ、ギャラ・・・?」

あ~・・・そういえば、こいつには言ってなかったけ。

あたしは、ティーン誌の読者モデルをやっているのだ。

バックナンバーの雑誌を京介に渡す。

開いたページには超かわいい美少女がおしゃれな服を着て、
格好いいポーズを決めて、愛くるしい笑顔を振りまいている。

「俺でも名前知ってる雑誌じゃねーか。おまえってひょっとしてすげーのか?」

・・・ふ、ふん。

「たいしたことないよ、こんなの」

くすぐったくなってきたのでパラパラとページをめくる
京介の手から雑誌をひったくる。

京介が意外な行動に出た。

収納スペースの奥を覗き込もうとしたのだ。

ちょ、そこは――――!

あたしは京介の前に回りこみ、両手を広げて立ち塞がった。

「・・・きょ、今日はこれ以上見せられない」

「なんで?」

「奥にあるのは。ちょっと恥ずかしいやつで・・・その、だから、だめ」

「そ、そうか・・・」

この奥には、あたしのもっと大事な秘密が眠っている。

言うなれば、過去のあたしからの贈り物だ。

それを見せる勇気は・・・あたしにはまだ、ない。

「・・・で、どう?」

「ど、どうとは?」

「だから・・・あたしの趣味をみた、感想」

「び、びっくりした」

「そんだけ?」

バカにはしていないみたい・・・?

だけど、あたしの求めている答えとも違った。

「やっぱり・・・あたしがこういうの持ってるって、おかしい・・・?」

あたしの問いに、京介が答える。

「いや・・・確かに意外だけど、自分で稼いだ金で集めてんだろ?
 だったら、おまえの勝手じゃん?」

「・・・そう思う?本当に?」

「人目なんか気にする必要ねーよ。俺だって驚いただけで、
 バカにするつもりはねーから」

その言葉で、あたしはだいぶ心が軽くなった。

そう・・・だよね。

この趣味が好きだからって、誰かにメーワクかけてるわけじゃないし。

「たまには良いこと言うじゃん!」

ひひ、ちょっとだけあんたの株を上げてあげる。

不意に京介は怪訝な顔つきで、

「・・・ところでさぁ、何でおまえ、“妹モノ”の
 エロいゲームばっかり持ってんの?」

「―――――――――」


「・・・何でだと思う?」


「さ、さぁ・・・」

あたしは四つんばいになって、後ずさる京介に這い寄る。

背中が壁に当たり、逃げ道を失った京介に覆いかぶさり・・・

京介の鼻先に、『妹と恋しよっ♪』を突きつけた。

「このパッケージを見てるとさ・・・ちょっと、いいとか思っちゃうでしょ?」

「・・・な、何言ってんの?」

「だぁからぁ~」

何でわからないかなぁ。

「すっっっっっごく・・・・可愛いじゃない?」

「・・・つまりおまえがそういうゲームばっかり持ってるのは、
 『妹』が好きだからのか?」

「うん!」 あたしは元気いっぱいに頷いた。

「妹って本当に可愛いんだよ!例えばギャルゲーだと、キャラのタイプごとに
 お兄ちゃんとか、兄貴とか、にぃにとか、特別な呼び方であたしを
 慕ってくれるのね。それがもう・・・ぐっとくるんだぁ」

さらに言えば、妹は黒髪にツインテールじゃないとダメだと思う。
清楚で大人しくて、守ってあげたくなるっていうか・・・いいよねぇ。

「だ、だが、何でだ?」

「へ?」

「そういうのって男が買うもんだろ?どうして好きになったんだ?」

「・・・・・・・」

あたしは迷い子のように落ち着き無く視線をさ迷わせる。

喉元に引っかかって、出そうで出ないもどかしさに襲われ、
短くない間を置いてあたしの口から出たのは

「わ、わかんない!」という、

頭に浮かんでいた答えとは別のものだった。

自分でも何故そう言ったのかはわからない。

少なくとも嘘じゃないけど・・・他意が潜んでいる。

「しょうがないじゃん・・・いつの間にか、好きになってたんだもん」

あたしだって、“らしい”趣味じゃないことはわかってる。

わかってるから、悩んでるんじゃん。

例えばだけど、あたしの親友でモデル仲間でもあるあやせが、
実は隠れてエロゲーをプレイしてたらあたしは度肝を抜かれると思う。

あの子はオタク趣味を心底嫌悪しているから、万に一つもありえないけどさ。

それくらい、あたしのイメージとオタクはかけ離れている。

まだ合コンとかの方が結びつくだろう。

そんなもの、誘われたって絶対行かないけど。

「・・・・・・ねぇ、あたしどうしたらいいと思う?」

「・・・・・・」

これが、人生相談の本題。

嫌っている京介に相談するほど、あたしは困っている。

本当は、気づいていたんだと思う。

見てみぬフリをしていたけど、胸のうちに、小さなトゲが刺さっているのを。

オタク趣味やエロゲーに熱中すればするほど、チクリと存在を示していた。

それがあたしには、どうすることも出来なくて。

あたしは完璧超人だけど・・・出来ないことは、出来ないのだ。

京介は黙ったまま何も言わない。

長い沈黙に耐えかねて、あたしはふと呟いた。


「やっぱ・・・お父さんやお母さんにも話した方が―――」


「止めとけっ!」


京介の剣幕に押され、あたしは言葉を飲み込んだ。。

深夜であることを忘れ叫んでしまった京介は、ドアを開けて
お父さんたちが寝ている階下に耳を澄ます。

「・・・・・・」

お父さんたちが目を覚ましたような物音はせず、あたしたちは息をつく。

「それができるなら悩むことなんかないだろ。特に、親父にバレたら
 とんでもねーことになるぞ。正直、その展開は考えたくねぇ」

「そ・・・そっか。じゃ、やめとく」

・・・こんな、普段なら絶対に選ばないような選択肢が出現することが、
あたしの困惑と混乱を物語っている。

お父さんはオタクやサブカルチャーといった方面に疎く、
テレビ等で特集されるオタクの負の側面しか見ていない。

先の夕食の一件を持ち出すまでもなく、お父さんは
自分が正しいと思ったことは頑として譲らないのだ。

出来の良い、自慢の娘がエロゲーにどっぷり嵌っていると知ったら、
ショックで卒倒するかもしれない。

結果、あたしのグッズが全て捨てられるのは火を見るより明らかだ。

だから、もうバレてしまった京介はともかく、お父さんには
絶対に隠し通さなきゃいけない。

「ったく、わかったよ」

「・・・え?」

「協力してやる。おまえの趣味がバレねぇように。何ができるかわからんけどな」

「・・・いいの?」

「ああ、何かあったら遠慮なく言えよ。俺に出来る範囲でな」

不覚にも。

あたしはその言葉を、嬉しいと思ってしまった。

どうかしているのは、あたしだけじゃないみたい。

昨日までのこいつなら、絶対にそうは言わなかったはずだ。

「俺には関係ねー」って知らんぷりが関の山だろう。

だけど・・・今日は、違うのかな。

京介はあたしが嫌いで。

もちろんあたしも京介が嫌いで。

それは確実にあたしたちの間に横たわっている事実だけど。

「そしよっ、かな・・・うん・・・そうしてくれると、助かる、かも」

もしかしたら―――今だけは、普通の兄妹になれたのかもしれない。

「確認したいんだが・・おまえ、『妹』が好きで『妹もののエロイゲーム』を
 買ってるんだよな?」

あたしの感傷に気づくはずもなく、京介は間抜けな問いかけをしてきた。

「は?そう言ったでしょ」

「・・・・・・他意はないんだよな?」

あたしは首をかしげ、その発言の意図するところを推測した。

そんなあたしの脳裏に横切ったのは、


「おにいちゃんの〇〇ちょうだいっ♪」と書かれたエロゲのパッケージ―――


「!!」

あたしは後ずさって自分の身体を抱きしめながら、鳥肌が立った二の腕を擦る。

「キモっ!んなワケないでしょ!?マジ引く・・・!」

ここまでキモいとは思わなかったんですけどぉっ!


「今年一番キモいっ!」


・・・ん?


い、今のはナシっ!


まるであたしが、ずっとこいつを見てたみたいじゃん!


「おまえなぁ・・・ゲームだと妹は兄が大好きなんだろ?」


「・・・バカじゃん!?二次元と三次元を一緒にしないでよ。
 現実に“兄を好きな妹”なんているわけないでしょ!


そう、ゲームと現実は違うのだ。


「ほら、もう用事は済んだからさっさと出てってよ」

「・・・へいへい」

背を向ける京介に向かってあたしは舌を出してやった。
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  1. 2013/10/31(木) 01:10:11|
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